五月の空に若葉がいっぱい、下を見れば若草が綺麗です。小さな花も咲いています。
「雑草という名の草はない」と言った牧野富太郎博士は、その名前のついていなかった草花に1500もの名前をつけてくれたんだそうです。奥様に捧げたスエコザサという綺麗な名前もありますが、中にはハキダメギクとかオオイヌノフグリなんてとんでもないのもありますよ。この真ん中のピンクのはユウゲショウって艶っぽい名前です。これも牧野博士なんでしょうか。黄色いのはオッタチカタバミと言いますが、カタバミだけの名前のは地面に這って生えているので、高く立ち上がっているからオッタチがついているんですね。こんな付け方はきっと博士ですよ。赤いカタバミはムラサキカタバミとかイモカタバミなんてのがあります。オキザリスって園芸店に売っていますが、あれ西洋カタバミです。我が家のも毎年綺麗に咲いてくれますが、暑くなってくると枯れますので、鉢を掘じくって球根を取り出し、秋の終わりにまた鉢に植えつけます。これ、奥さんがやってます。その辺のカタバミも球根です。で、こんな名前の分かんないのをどうやって調べたらいいのかと言いますと、雑草図鑑てのがあるんですね。昭和天皇が牧野博士の言葉を引用して、雑草を刈りましたと言った侍従たちに、みんな名前があるんですよ、雑草って決めつけないでと話したそうですが、雑草図鑑なんて言ったらどう思われたんでしょうね。
来年のNHK朝ドラの主人公は牧野富太郎ということです。朝ドラの主人公って女性に決まってましたけど、初めての男性なのかな…。オジさんとしてはとても楽しみです。 |