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雑記

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2019年7月1日 ペーパーナイフ

その207

 
ペーパーナイフ2  

 古い枯れきった孟宗竹でペーパーナイフを作りました。プレゼント用です。雑記174のナイフはもう作る気はしませんので、違うのにします。

 竹でナイフを作り、手元に真鍮棒を埋め込みました。ナイフの長さは185mm。これは材料さえあれば誰でも作れますが、こんないい竹なんてないですよ。オジさんがこの竹を手に入れたのは、多分40年以上も前のことだと思います。その時はもう充分に枯れていましたから、かなりな古竹です。ゴマも綺麗に入って素敵です。この竹、いろんなものに使ってきましたから、節の入った部分が少なくなってきました。何か作るときに、この節はいいアクセントになっています。残り少ない貴重品です。まず、竹を必要な長さに切ります。次に右端にある竹ナタで幅に割り、厚みも少し割ります。あとはひたすらカンナです。ナイフでは綺麗に削っていくのは大変ですが、ミニカンナを使うと楽ですよ。このカンナはIBEXというアメリカのバイオリン製作用のカンナです。雑記168にも紹介していますが、小物製作にはとてもいいです。形を作って、厚みも薄く削っていきます。表皮側もカンナを入れて刃を作ります。仕上げはサンドペーパーで整えます。このままですととても軽いので、手元に真鍮棒を埋め込みます。太いのが7ミリ、細いのが4ミリ棒です。ドリルで竹に穴を開けますが、棒が6.96ミリ刃が6.94ミリで4ミリの方は3.97ミリと3.95ミリでそれぞれ少しずつ穴が小さいです。ねじ込んでピッタリですよ。あとはオリーブオイルを2〜3回塗って布で磨いて完成です。綺麗ですね。きっと喜んでもらえます。

 前回の続き…ネジ付けられたよ!フックも先輩に付けてもらった!すごく楽になったよ!…孫からのメールです。ジイさんのフックがやっと役に立ったようです。