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雑記

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2016年6月1日 ボレロ

その133

 

ボレロ

 

 ラヴェルのボレロ。テナーサックスとソプラノ、ソプラニーノが編成されているということですが…どこだ?

 クラシックでサックスが使用されているのはボレロしか知りません。1928年作曲とあります。他にはどんなのがあるんだろ。サックスができたのは1840年代で、間もなく誕生したサクソフォーン四重奏は、通常はソプラノ、アルト、テナー、バリトンが一本ずつで、当時たくさんの曲ができて随分と流行ったんだそうです。カッコよさそだな…YouTubeで聞いてみると…当然の事ながら完全なクラシックです。通常聞いているのはジャズですから、音のイメージはオジさんの頭の中で、これがサックスだ!というのが出来上がっております。全然違います。クラシックです。しつこいですが、クラシックの管楽器です。こういう音ですと、ボレロの中には管楽器がたくさん出てきますから、多分サックスソロでもわかりませんよ。こんなに音が違うなんて思いませんでした。他の楽器は品質の良し悪し、奏者の上手い下手はあっても、サックスほどの音の違いはないですよね。やはり、不完全な楽器と言われる要素の一つになっているんでしょうか。きっと、こんなところがジャズに適しているんですね。みんな自分のイメージした音をだそうと、楽器を探し回ったり、マウスピースを変えたり、リードを取っ替え引っ替えしたり…。

 愛と哀しみのボレロという映画がありました。ジョルジュ・ドンという舞踏家の、ボレロに合わせて踊るシーンが素晴らしかったですね。とても強烈な印象だったので、映画のストーリーは全く覚えておりません。DVDを買いました…ラスとシーンのボレロ、スッゴイナ〜…サックスはどこだ?