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雑記

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2024年2月1日 木守柿

その317

 

守り柿

 

 葉っぱの落ちた柿の木に赤い実がポツンと1つ…風情のある綺麗な冬の景色ですね。鳥さんの為に取っておく、なんてよく聞きますが俳句が一句読めそうです…読みません。木守(きもり)は冬の季語です。柿は木守柿、柚子は木守柚子と言いまして、木になる実は一つだけは残しておかないと来年は実がならなくなるという言い伝えがあるようです。これ、全国的にあって、地方によって呼び方もいろいろです。キマムリ、ズスモリ、タナツギ、ミノコシ、トミ…、実もイチジク、モモ、カボス、ミカン…柿の実がよく知られていますね。こもりがき、きもりがき、こまもりがき、きまもりがき…。

 盆栽鉢に一個だけの可愛い柿の実、大きさ丁度2センチ。別に鳥さんの為に取っておいたわけではなく、この木には一個しか成らなかっただけです。その一個を誰かさんが突っついてしまいました。側にはキッタネ〜フンが…。でも途中でやめています。他の鉢にも実が成っていますが、みんな無事です。この盆栽の柿は老爺柿と言いまして、渋くて食べられないそうです。きっと、これ突っついた鳥さん慌てたでしょうね。オジさんも試食したことありません。突っつきたくはありませんよ。近所に柿の木たくさんありますが、たいていの木は実が成りっぱなしでした。甘いか渋いかわかりませんが…。今の時代、庭の柿の実はちゃんと採らないんですね。

 オジさんとこの柿の木、今年も成ってくれるかな。楽しみです。去年の初めての赤い柿の実、とても嬉しかったです。