オジさんは、老眼鏡と拡大鏡がないと仕事ができません。まあ、大体は老眼鏡で足りますが…。
今までの拡大鏡は、上に写っている白いヘッドバンドのやつ。これ結構便利なんですが、おでこのあたりが煩わしくなってきます。右横にある普通の虫眼鏡は手に持てる時はいいんですが、両手が塞がっているときは…。いいの見っけましたよ。デスクライトみたいに、クランプで机の端に立てて使います。グネグネのアームが 50cm もあって、角度や高さ、位置が簡単に自由に動かせます。おまけにライトも点いて、とても便利です。使わない時は上に跳ね上げておきます。レンズも径8cm もあり、見やすいです。サムフックの製作は穴あけと曲げ作業が終わりますと、ほとんどはヤスリ掛けの時間です。金ヤスリ何種類も、次にサンドペーパー 240番、400番、600番、1000番。そして、やっとバフで仕上げです。オジサンのフックは真鍮3種類、エボナイト12種類、そのほかに特注。種類が多いのと調整の再加工、それに特注がありますので鋳造というわけにはいきません。全部一枚の板からの製作です。真鍮のフックは、バーナーで真っ赤に熱してからヤットコで曲げます。なもんでヤットコの跡が凹んで、これ消すのって大変です。粗い金ヤスリで始めますが、ここでできるだけ綺麗にしておきませんと後々苦労します。ペーパーもそうです。240番でしっかりと肌を整えておきます。こういう時に拡大鏡を使います。ニキビ跡なんて残してはいけません。
昔々は、こんなもんなくても良く見えたんだけどな…。あの目は、どこ行っちゃったんだろね…。 |