３月２日、吉祥寺のサムタイムというジャズクラブで上田明生さんの追悼ライブがありました。オジさんのサックスの先生です。去年の暮れに亡くなってしまいました。たくさんの生徒さんも集まりました。懐かしい仲間たちも。

　上田先生はアメリカのバークリー音楽院でジャズを学び、最優秀成績で卒業されたエッライ方ですよ。そっこらへんのガキどもを相手にする方ではないんですが、サックサスを初めて触ったなんていうオジさんにも教えてくれました。でも、こんなボンクラばかりではありませんで、生徒さんの中には、ここで習って音大に進みプロになった方もいらっしゃいます。以前のメンバーはピアノ、トランペット、ベース、ドラムそして上田先生のサックスの５人編成でした。代わりに、プロになった生徒さんがサックスに加わって素晴らしい演奏を披露してくれました。もう一人、オジさんと一緒に学んでいた女性が参加してくれましたが、もうプロの方に負けないアドリブで凄いです。それに比べてオジさんの進歩のなさ…情けなくなってきます。でも、こんな演奏をしてくれる人と同じ教室だったんだって思うととても嬉しかったですよ。大きな拍手でサムタイムも盛り上がりました。女性の方に、もうプロだね、音も上田先生そっくりなんて言いましたら、そばで聞いていたピアノの方が、上田さんにメールしておくよって…。

　とても素敵な夜でした。多分、もうバンドの方達とも、楽友たちとも会う機会はないのかな…。