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雑記

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2021年6月16日 ナタの柄が折れた

その254

 
ナタ  

 こないだ作ったばかりの、オジサン自慢の竹細工用ナタの柄が折れてしまったのだ。こんな綺麗にパカっと…あ…あ…ぁ………。

 ちょっと太めの木を割ろうとナタを当ててトンカチでドッカンドッカンポキッ…。竹細工用のナタですから、もともと木なんぞ割ってはいけなかったんですが、ついつい側にあったもんで…ちゃんと大っきいのあったでしょ…スンマセン。このポッキリの柄は綺麗な杢目です。もく目と読みます。木の目の模様は柾目とか板目とかありますが、木の成長過程でねじれたり曲がったり瘤ができたりを製材すると、複雑な模様が出てきます。珍重されます。これは樺の木です。こういうの高いので、ギリギリの太さのを購入しました。ですから、差込部が随分と無理な角度で入っています。それと木目が真っ直ぐではありませんから、そんなとこに衝撃がかかりますとひとたまりもありません。あっ…になってしまいますよ。折れた柄の下に真鍮板がありますが、これ何かと言いますと、柄を接着剤でつないで真鍮板を巻いて治そうと思ったんですが、かなり難しそうでやめました。それより、新しいのを作った方がいいです。今度は、ちゃんと目の通った材料にします。いいいのがありました。7cm角30cmの桜材で、中程から少し目がカーブしています。今度は、握りやすいように手元を木目に沿ってカーブをつけた木取りができますから安心です。

 最近サムフックの特注が重なって、在庫も少し足らなくなってナタの柄は暫く後になりそうです。嬉しいことです。皆さま有難うございます。