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雑記

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2020年2月1日 竹の鞘

その221

 
竹のさや  

 お気に入りの切り出し3本に竹の鞘をこしらえてあげました。以前に刃の部分だけ収まるのを1つ作ったんですが、あまり良くなかったので再製作です。

 いつものようにゴマ斑入りの孟宗竹で、今度は藤巻きのとこまできっちり入ります。表も裏も同じで2枚を張り合わせています。刃の形にくり抜いてからボンドで接着しますが、接着面が小さいのでタコ糸でグルグル巻きにして乾燥させます。小刀の刃の厚みは右が2.9mm、真ん中が3.3mm、左のは5.6mmもあります。左は厚い分削り込んだので真ん中は大分薄くなっています。そこにタコ糸グルグルですから、少し平たくなって乾燥したもんで刃が入りません。中を削らないといけませんよ。削るの難しいです。だいたいどこが当たっていてどう削ればいいのかよくわかりません。この辺かな…なかなか入っていきません。ナイフでゴリゴリやっておりますと…ぁ…ぁ…左上の黒いとこに穴が…。それでもダメで、今度は下側を重点的に…おお入った…。どうにかピッタリ収まりました。他のは素直に入ってくれて、木端を綺麗に削って仕上げにオリーブオイルを含ませてで磨きます。いい鞘が3丁できました。ずっと裸でしたから嬉しいです。

 この孟宗竹、節が2つあって太さ10cm、長さが80cmでしたが残りは縦半分です。大きいものは作りませんから、オジさんの生きている内は充分に足ります。時々なんか閃いて、竹とか木とか削るの楽しいですよ。