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雑記

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2017年11月1日 秋の実

その167

 

ヒヨドリ

 

 これ、ヒヨドリジョウゴって言います。漢字ですと、鵯上戸です。上戸って酒飲みの事ですね。この実をヒヨドリが、ワイワイピーピーと飲兵衛よろしく食べるんだそうですが、実際はそうでもないとか…。

 玉川上水のあたりを散歩していて見つけました。初めて見たんですが、とても綺麗な実です。この実の名前が分からなかったのである方に聞きましたら、美味しそうだってんで一粒つまんで口の中へ…オエッ…。あとで調べましたら、毒があるんだそうです。ヨイコはマネしてはいけません。お家に持って帰って、お茶会に活けたらとても良かったと喜んでいました。オジさんも持って帰りまして、この実のために一輪挿しをこさえました。タヌキを彫った残りの9センチほどの竹です。根っこの方ですから、口が細くてちょうどいい塩梅です。中はドリルで穴を広げ、底にはツツジの枝で栓をします。少しだけ水が入ります。こうやって活けても綺麗ですが、壁にピンで止めてもおしゃれですね。水がなくてもあまりしおれませんで、かなりもちます。いいのを見つけたなって嬉しいですよ。

 我が家の盆栽も、姫林檎や柿の実、それにツルウメモドキなんて色づいてきました。でも、まだ葉っぱが青々とたくさんあってそんなに綺麗ではありません。もっと寒くなって紅葉して葉っぱも落ちて、赤い実だけになったらいい風情になりますよ。冬の景色ですね。早いな〜、もうすぐ正月だ。