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girot雑記

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2013年4月16日 一ねんせい

その58

 

さくら

 

 ジイさんのお孫さんは、とうとう一年生になりました。その日、ジイさんはどうしても山へ柴刈りに行かなくてはならなくて、残念なことに入学式には行けませんでした。で、川へ洗濯に行かなかったバアさんが写真を撮ってきました。今年は春が早く、ソメイヨシノはとっくに散ってしまいましたが、ちょうど八重桜が満開です。やっぱり、小学校の入学式には桜がなくてはいけませんよ。

 ところで、あなたは自分の小学校の入学式を覚えていますか?ジイさんもバアさんも覚えていません。ということは孫も同じかもしれませんから、この日ジイさんが行かなかったことも、ついでにものすごく可愛がってくれたことも忘れちゃうんだろうななんて…これはかなり寂しいですよ。いつ頃のことまで覚えているんでしょうね。今思い出そうとしても、昔々のことなんてなかなか出てきません。小学校から東京ですが、それまでは鹿児島です。その頃のことをいくつか覚えています。早起きした兄貴が、鹿児島では珍しい雪を見せて上げるってカンカラを開けたら汚い水がちょこっと入っていたとか…時代がはっきりしているので、5つか6つの頃ですね。東京に来てからはすぐに一年生ですけれど、覚えていることがいつなのかはっきりしません。よっぽどのことでないと頭の中には残りませんね。もしかしたらウチの孫も、何でも買ってくれたジイさんがいたような気もするけど…くらい少しの間は覚えているかもしれませんが、そんなこと忘れちゃうんでしょうね。もっともっと頭に詰め込まなくてはいけないことがたくさんありますから、ジイさんのことなんてほっときましょう…グスッ…。

 なんて鼻をすすってたら、また土曜日にも学童保育に行くことになり、楽しいお迎えが復活したのでありました。メデタシメデタシ。