花札って言うくらいだから、12月の花は桐だな。近所に大きな桐の木が立っています。そろそろ綺麗な花が咲いて…? 今年は落葉が遅かったせいか、まだ緑の葉が残ってるけど花なんかないぞ…。
1月の「松に鶴」から始まって、12月の「桐に鳳凰」の花札。素敵な絵柄ですが、あれ誰が描いたんだろ…ものすごく素っ晴らしいデザインですが…。で、桐の花、ほんとは5月頃に咲きます。ん、12月じゃないの?花札の絵ではちょっと分かりづらいですが、桐の枝が上に伸びて緑色の葉っぱの上に花茎が立って、下を向いたリンドウのような形の薄紫の花がたくさん咲きます。花札では枝を省いて葉の色が黒っぽくなっていますから、実際の姿が想像しにくいですね。鳳凰は飛んできませんです。花も咲かないのに、なんで桐が12月なんだ…。始めから終わりまでをピンキリ。サイコロの1の目をピンと言いますが、花札の松をピン、最後がキリ。そもそもカルタの始まりは、17世紀中頃にポルトガルから伝来した南蛮カルタだそうです。それから日本風に天正カルタ、ウンスンカルタ、花札となっていきます。ポルトガル伝来なのでポルトガル語でピンは1とか始め、キリは十字形や最後を意味するところから10になったようで、12月は最後なので切りがいいとも重なって桐でピンキリ…ふ〜ん…。11月の「柳に小野道風」も季節がよく分かりませんが、「梅に鶯」「桜に幕」など他の札は旧暦に合っているようですね。花札は何月の札ってすぐには分かりにくいので、数がすぐに分かる株札。これはおいちょかぶ専用のカルタです。このカルタもいいデザインですよ。ちなみに「おいちょ」も「かぶ」も0の「ぶた」もポルトガル語です。
松の短冊に書いてあるのは「あかよろし」です。「あのよろし」なんて言うと笑われますから、良い子の皆さんは気をつけてくださいね。 |