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雑記

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2024年3月16日 雷神ダンベル

その320

 

雷神

 

 俵屋宗達の風神雷神図屏風、この絵は誰でもどこかで見たことがありますね。国宝ですよ。

 この屏風、2曲1双と言いまして4面あります。金箔ベタベタの豪華な屏風です。雷神さんは左端に、右端には風神さんがいらっしゃいます。この構図もとても大胆で素晴らしいですね。で、雷神さん…両手にダンベル持ってますが、筋トレか…。この神様、きっと上腕2頭筋鍛えてますよ。筋肉バリバリです。あのダンベルは何だ…なんて思っている人が結構いるようで、Googleにたくさん出てきます。どうやら雷の太鼓を叩くバチのようなものだということです。鉄でできてんのかな…。三十三間堂にも風神・雷神像があります。こちらも国宝ですが屏風より古いです。これに誘発されて描いたとも言われているそうです。やっぱりダンベル持って筋トレやっています。でも、屏風の雷神の手足の指は5本づつですが、三十三間堂の雷神は手の指は3本で足の指は2本です。何でか知りません。風神雷神の図って7人の画家が描いているそうで、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、葛飾北斎、河鍋暁斎、今村紫紅、前田青邨ということですが、尾形光琳は俵屋宗達の模写でほとんど同じです。酒井抱一は尾形光琳を模写したそうです。葛飾北斎も面白いですよ。河鍋暁斎、今村紫紅、前田青邨はかなりアレンジしています。

 ダンベルって、今は鉄アレイって言わないのかな…えっと、もともと同じ意味ですが重量調節できるのがダンベル、できないのが鉄アレイってなっているようです…ふ〜ん…。