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雑記

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2019年1月16日 世界は白かった

その196

 
白内障  

 先週の木曜日…ハイ、右目の手術を始めますね〜…歯医者さんでも、注射でも絶対に目をつぶっているオジサン、今度ばかしはそうもいきません。無理やり目を開かせられております…右腕に血圧計のチューブ巻いて、左腕に点滴の針刺されて、目薬麻酔して切開して、なんか突っ込んで濁った水晶体砕いて吸い出して、人工レンズ入れてガーゼかぶせて…ハイ、お疲れ様でした〜…何にも見えなかった…ハァ〜疲れた…。明日は9時に来て下さいね〜、お酒は控えめに〜…エッ飲んでいいの…。今日一番嬉しかったことです。

 ガーゼ取りますよ〜。翌日にはもうガーゼ取って目をあけます…ウォッ、床が真っ白…機械も真っ白…左で見ると…みんな黄ばんでて…。外に出ると、世の中、右目だけ汚れが取れてパッキリ明っかるいです。家に帰ると、えっ、ここ白かったの?…パソコンは…画面の白は真っ白だ…輝度調整がマックスに上げてある、下げなきゃ…マウスもキーボードもホントは白いんだ…。黒も黄ばんで…愕然とするオジサンなのであります。白は白、黒は黒に見えるってすごいですよ。明暗の差がすっきりとしています。自分の目がいかに汚れていたのかハッキリと見せつけられました。きっと、心もこんなに汚れてたんだ…。世の中全てを、黄色味がかった汚れた目で眺めていたんだなんて…。どのくらい汚れていたかというと、左目と右目でこんなにも違います。これ、ちっとも誇張していません。心の汚れている皆さん、ぜひ白内障の手術を受けて下さい。世界は平和になります。

 右と左で違う世界というのは、1週間だけの貴重な体験です。明日は左目です。きっと世界は綺麗なんだろな…。ところで左腕に刺した針、痛かったけど…あれ、なんの点滴だ?