逆捩じを食らわすではなくて、本当の逆ネジです。通常のネジは右に回すと締まりますが、逆ネジは左に回すと締まります。なので、左ネジとも言います。
両頭グラインダーというのがあります。一本のモーター軸の右と左に砥石が設置されています。グラインダーの丸いのも砥石と言います。手前同方向に回転していますから、緩まないように右が右ネジ、左が左ネジです。真鍮のサムフックを作るとき、バンドソーで大まかに切り出して、それからグラインダーで大体の形に削り出すんですが、手前に回っている面のところで削るより角で削った方がずっと早く削れます。でもそんなことすると、左の黒い砥石のようにどんどん丸くなってきて用をなさなくなります。新たに購入した時にセットされている砥石は耐久性があまりよくなかったので、両方とも交換します。ホームセンターで切削用砥石というのを見つけました。右の白いのがそうです。これですと、よく削れそうですよ。早速砥石の交換です。ところが砥石を止めているナットがなかなか回りません。ものすごい形相でトンカチも一緒に格闘して、ようやっと回りました。で、新しい砥石をセットしてナットを捩じ込もうと…ん?…入りませんよ。さっきの力でネジ山が壊れたのかな…。この逆ネジ、そこら辺に問い合わせても…ありません。モノタロウです。あくる日に届いたんですが、試しに前のを捻ってみたら…あら、入った…。どうやらモーター軸のネジ山かナットが、オジさんの馬鹿力で捻れたのか膨張したのか狂ってしまったようで…。多分、時間が経って元に戻ったんですね。
もともと金属加工というのはしませんでしたので、いろんなとこでいろんな経験をします。この歳になっても…ん、いくつだ?…まだまだ勉強中ですよ。 |