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雑記

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2017年3月16日 根付作業台

その152

 

根付作業台

 

 江戸と現代を結ぶ造形という根付展を見てきました。3月20日まで三鷹市美術ギャラリーでやっています。

 根付ってとても小さいですから、入り口で虫眼鏡を貸してくれますよ。中に入りますとかなりの点数で、全部を丁寧に見るのは大変です。もちろん根付そのものも素晴らしかったんですが、オジさんの興味は一緒に展示されていた仕事の道具です。何人かの職人さんが出しています。彫刻刀や作業台など、職人さんによって少し違いはありますが、基本は大体同じです。オジさんの手に入れた黒印の彫刻刀も、どうやらそんな類のようです。気になったのは根付制作用の作業台です。床に座っての作業は、コの字型に組んだ構造の、床に接する板の上に座布団を敷いて座り、身体で台を固定するようです。テーブルの上で作業する方は、テーブルに作業台を固定してあります。オジさんの場合、作業机はサムフックが基本ですから根付用は取り外しが前提で、小ぶりのものがいいです。作業台は榧の板で作りました。ピザ用の木のお皿を作りたくて、深大寺近くの銘木屋さんで手に入れたもので、その切れ端がちょうどいい材料です。30mmの厚さがあります。机も同じ厚さですから、作業台を固定するのに机に穴を開けて10mm×80mmのボルトを使用しました。上からのボルト締めだけで固定できるように、ナットには滑り止めにゴムのワッシャーを瞬間接着剤でくっ付けます。これで綺麗に、頑丈に取り付けができました。取り外しも簡単です。手元用の灯りも欲しいですから、クリップの付いているUSB充電式のLEDランプをはさめるように後ろに10mmの板を付けました。ナカナカのもんですよ。

 まだ本格的な根付彫刻はできませんから、竹の根っこにタヌキを彫っています。可愛いのができそうです…たぶん…。