花札でいいますと、一月「松に鶴」、二月「梅にうぐいす」、三月「桜に幕」、四月「藤にほととぎす」…なんでありますよ。桜は三月の花なんですね。ちなみに、幕と言うのはお花見の宴会で張る幕のことです。花札の絵を見てくださいね。
今年は寒い日がずっと続いて、なかなか暖かくなりませんでした。大雪が降ったりして、春はずいぶんと遅かったです。そんなせいか、三月なかば頃に春らしい暖かい日がチラッとありましたが、やっと春が来たなんて思えませんで、オジさん疑っております。でもほんとに暖かい日が続いて、エライもんですね、桜もちゃんと咲きました。そろそろ満開です。お花見といいますと全国的に桜の下でドンチャンかと思いきや、そうでもないみたいです。北海道からきた女の子が、東京に来て初めてお花見が桜の花を見に行くんだと分かったんだそうです。北海道では桜も梅も桃もみんな一遍に咲くんだそうで、花イコール桜ではないんですね。新潟の人も、桜が咲く頃はまだまだ山は寒くて、鳥さんたちは食べるものに苦労して里まで降りてきます。そうしますと、ちょうどいいあんばいに桜においしそうなつぼみが沢山付いておりますよ。てな訳で、せっかくの桜の花が少なくなってしまい、新潟の人は満開の桜が見られないんだそうです。ホントかな…。
桜ってホントにきれいですね。近所の井の頭公園の桜も素晴らしいです。お花見もいいんですが、ちょうど杉花粉の真最中で、ティッシュの箱とビニール袋をぶら下げて、なんとも風情のないオジさんなのであります。 |