ホームへ

雑記

前回次へ

2014年2月1日 ヤスリ立て

その77

 

ヤスリ立て

 

 オジさんがランニングしているコースに銘木屋さんがあります。大分前に、ここで丸太を輪切りにしたのを譲ってもらい工作台に使っています。で、ときどき走りながら覗くんですが、ある日、角材の端材が転がっているのを見つけました。桜や目の詰まった杉材などです。ワッいいの見っけた!これ下さい…どうぞ200円です…安っ…桜と杉のいいのを2つ選んで分けてもらいました。

 サムフックの製作工程:3mmの真鍮板にケガキで型を採る▶ボール盤でネジ穴部を開ける▶バンドソーで型を切る▶グラインダーで荒削り▶バーナーで熱してサムフックの形に▶ヤスリで形を整える▶ボッチをロウ付け▶バフで磨く…ざっとこんな具合です。一番時間の掛かるのがヤスリの作業です。金ヤスリで形を作り、紙ヤスリでひたすら磨きます。いろんな金ヤスリをたくさん使いますので、全部目の前に立ててあればとても便利です。ヤスリを立てて並べる入れ物が欲しいのです。最初は木の箸立てを利用していたのですが、ヤスリが選びにくいので、ナニかイイのナイかなって考えていました。これでいいのが作れそうです。さっき分けてもらった9cm角38cmほどの桜材を、ナタやナイフで皮を削ったりカンナを掛けたりオイルを拭いたりしてきれいに仕上げます。そこにドリルで、小さいのや大きい穴を4段18列に開けていきます。穴は沢山開けましたからヤスリ全部立てても余りますので、ノギスやケガキや、他の小物も一緒に並べます。ついでに、前面にお気に入りの切り出しナイフを掛けます。とても立派なヤスリ立てが出来ました。

 自分では自慢の工作物ですが、興味を示しているのは工作の大好きな孫だけです…大きくなったらみんな上げるからね… 誰か一人でも感心してくれれば嬉しいんですよ。