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girot雑記

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2013年3月1日 お水取り

その55

 

水取り

 

 奈良の東大寺二月堂で、3月12日深夜にお水取りという行事があります。以前は旧暦の2月に行っていたので二月堂なんだそうです。

 まったく関係ありませんが、サックスを吹きますと開閉弁に水分が溜まり、演奏に差し障りがあったり弁の内側のタンポの革が傷んだりと、こちらもお水取りをします。クリーニングペーパーという専用の紙が売っておりますが、薄い小さな紙100枚綴じで500円もしますよ。最初は何も知りませんから、正直にこれ買ってました。そのうちに、仲間がセーム革のを使っているのを見つけました。これなら一生もちそうです。昔々ケンメリというスカイラインを買った時に、おまけに付いていたセーム革の切れ端が何でも材料箱にありました。これ、水で洗って平らなとこに貼って干しますとパリパリになりますから、狭いとこ突っ込むのに便利です。全体をやるには、やはり紙の方がよさそうです。たまにケンタッキーのフライドチキンを買ってくるんですが、ペーパーナプキンを束にして付けてくれます。これいいですよ。もともと、ペーパーナプキンって油分と水分を拭き取るためのものですから、水取り用にピッタリです。折り畳んでありますから厚みがありますし、なんたってタダです。それからソプラノは直管ですから、いつも先っちょのベルからポタポタ水が垂れてきますので綿の布で拭いています。あとは管の中全体を拭き取るのに綿の布にヒモが付いてるスワブというのがあって、一日の終わりにこれで掃除します。で、いつも同じ所に水分が溜まるかといいますと、その日に依ってというか、何を練習したかに依って場所が違ったりします。でも、ソプラノですと管の真ん中あたりにあるF♯キーにはいつも水が溜まります。アルトやテナーもそうなのかな…。このF♯キー、使い方は知っていますが一度も使った事ありません。上級者は使うのかな…それともこのキーは水抜き用か?

 ちなみに、アメリカ帰りのうちの先生は水取りには1$札がいいと言っています。カッコよさそ…。