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girot雑記

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2013年2月1日 初めてのジャズ

その53

 

トランペット

 

 一番好きなジャズマンはマイルス・デイビス…ん?あんたトランペットだっけ…。サックスはアート・ペッパーが大好きです。ふーん、わりとベタだね。

 初めて聞いたジャズは、多分、マイルス・デイビスの死刑台のエレベーターです。音楽といえば、ラジオのユア・ヒット・パレードでした。その頃のヒット曲は洋画のテーマ曲が全盛の時代で、黒いオルフェ、OK牧場の決闘、リオブラボーの皆殺しの唄、墓につばを掛けろの褐色のブルース…素敵な曲がラジオから沢山流れてきました。死刑台のエレベーターの映画の内容は覚えていませんが、テーマ曲はよく覚えています。で、久しぶりに聞きたくなったんですが手持ちのCDにありませんで、死刑台のエレベーター完全版というのをアマゾンで買いましたよ。これいいです。なんたって1つの映画に流れる曲ですから同じテイストですし、おまけにこのCD、75分もありますからBGMに最適です。監督の後操作でしょうが、かなりのエコーが掛かって映画館の雰囲気まんまです。テーマ曲はトランペット1本ですが、別の曲ではテナーサックスが入っています。これがまたよくて、アドリブの時も表と裏の息がピッタリで、すごく気持ちいいですよ。バルネ・ウィラン、当時フランス精鋭のテナーサックス奏者なんてあります。知らないな~、ナンにも知らないオジさんYouTubeで探してみると、いっぱいありますね~有名なんだ…。とても軽快なサックスです。へ~、フランスにこんな人いるんだ。別に不思議じゃありませんよ。あの有名なジャズ映画ラウンド・ミッドナイトもパリが舞台だし、なんたってセルマーですもんね。ちなみに、セルマーってサックスで有名なフランスの楽器メーカーです。マイルス・デイビスはこの映画の試写を見ながら即興で演奏したんだそうです。

 ユア・ヒット・パレード…よかったな〜…。ビール片手に、たそがれるオジさんなのでありました。