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girot雑記

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2012年5月1日 三鷹電車庫跨線橋と孫

その35

 

階段

 

 電車の車庫を電車庫といいます。JR三鷹駅の西にその電車庫がありまして、車庫の入り口辺りと中央線をまたいで歩行者用の古い鉄の橋が架かっております。三鷹電車庫跨線橋なんていう小難しい橋で全長90mあるそうです。昭和4年の建造といいますから今年83才です。車庫南側の線路沿いの道路は電車庫通りなんて変な名前がついておりますが、そちら側の跨線橋階段の下にある説明板に、階段を降りてくる太宰治の写真があります。由緒ある橋なんでありますよ。

 5才の孫は女の子なんですが電車がとても好きなので、このあいだ保育園のお迎えの帰りに跨線橋まで電車を見に行きました。夢中になって電車を見ておりますと、大好きな特急あずさが走ってきます。興奮しております。あれほしい…ん?…プラレール買って…見るだけ…ほしい…しようがありません。ジイさんが悪いのです。うれしそうに電車の入った袋をぶら下げてバスを待っていると、後ろに並んでいたご夫婦が…それお兄ちゃんのお土産だよね…ちがう!じいじいに買ってもらったの!…孫娘が怒っております。ワケの分かんない頃から、保育園のお散歩でよく三鷹駅の電車を見に行っていて、園で一番電車が好きな子になってしまいました。特急あずさがよほど気に入ったのか、ブロックで一生懸命線路を作って遊んでいたようで、それを優しいパパが見かねて線路を買って上げました。そんなに好きなんだ…ジイさんモゾモゾしております。次の定期お迎えの土曜日、孫を連れて吉祥寺のヨドバシカメラに出掛け好きなだけ買わせます。ジイさんはせっせとポイントを貯めてヤマハのシンセを手に入れようと…電車になってしまいました。

 先週の新聞1ページ全面広告で、プラレールの新幹線のカッコイイのが宣伝されていました。ワッ!…2編成ほしい!…これ、子供の日のジイさんを狙い撃ちにしたショッカーの企みに違いありません。見なかったことにしよ。