我が家のヤドカリさんは、去年は12月20日頃に砂の中に潜っていきました。冬眠です。生まれ故郷の沖縄では冬眠なんぞしませんが、東京の冬は寒いです。お家にヒーターを付けてもらえなかったヤドカリさんは、仕方なく冬眠するようになりました。そして今年の春も3月26日になって無事に砂の中からもそもそと這い出してきました。冬の間は時々霧を吹いて上げるだけなのでケースにふたをしています。春になって起き出してくると大変です。ワッ出て来た!水!水!パンはどこだ!キャベツあった!ガジュマル植えなきゃ!…女房と二人して大騒ぎでヤドカリを迎えます。もう家に来てから16年です。何年生きているんでしょうね。春はいつも心配です。もしかしたら今年は出てこないんじゃないかな、なんて思ったりしますからゴソゴソという音を聞くと、ほんとに嬉しくなります。
冬眠している間は砂の真ん中の方に潜っていますから、外からは見えません。外に出てきてからしばらくは動きが鈍いです。今頃になりますとかなり元気に歩き回ります。外だけでなく時々砂の中をゴソゴソと歩き回っております。何が楽しいんだか、歩きにくいと思うんですけどね。そしてこうやって窓を作って外を眺めながら、そこで何日か暮らしております。この窓は横とか裏側には作りません。いつもみんなが見える明るい側に作ります。かわいいでしょ!ここにいる間は何も食べません。上に出てきますと毎日食事して水も飲んでお散歩してガジュマルに登ってあちこちカジッて、ウンチも沢山します。オジさんは毎日パンとキャベツを取り替えてお水を上げて、ピンセットでウンチや食べかすをお掃除していつも清潔にしています。ウンチを沢山していると健康な証拠ですから嬉しいですよ。
暖かい間は安心です。夏になったら砂を陽に干して日光消毒をします。ヤドカリさんは今年も元気です。 |