先週、お墓参りの帰りに恒例の高尾山登山口のお蕎麦屋さんへ。暖かく、木々の芽吹きが霞がかった青空に綺麗です。山が萌えて春爛漫です。若草萌ゆる候は4月下旬に使う時候の挨拶だそうですが、あいにくそのような品のいいお手紙なんぞ書いたことございませんです。でも、なんか言いたくなりますね。
萌え萌えの春ですが、「萌え〜」は2005年の流行語大賞のトップテンに入っていたということです。その頃「萌えきゅん」とか「萌え萌えキューン」「萌えキャラ」なんてのが若者言葉で流行っていたようで…。若者って女子高生ですね。こっちも使ったことございませんが…。「萌」の漢字は草が明るくって書きますから、分かりやすいですね。草木が萌え立つ、萌え渡るとか、萌ゆる春なんて心がウキウキしてくるような言葉です。こういう言葉使ってると、なんかお上品に見えますが、オジさんには、ちょっと似合いそうにありません。草萌ゆるって景色、草原なんぞそこら辺にありませんから、多摩川の河原あたりなんてのはきっとそんな風ですよ。石川さゆりの「天城越え」に「山が燃える」ってのがありますが、あれも歌ったことありません。燃ゆるは山火事ですよ。ちっとも良くありませんね。
生くださ〜い…あいにく切れてまして瓶でいいですか…じゃ〜瓶で…グビッ、プファ〜…えっと、冷たい天ぷらそば…あいにく油が切れていて天ぷらはちょっと…えっ、お蕎麦屋さんで天ぷらないの……じゃ、よそ行きます…。ビール残して…損しちゃった…。 |