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雑記

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2019年9月1日 昆虫標本

その211

 
昆虫標本  

 昔々の新学期、夏休みの宿題を持って行きます。男の子は昆虫標本が多いですよ。女の子は…ナンだったんだろ…。

 またまた昔々、オジさんの知り合いの人が北海道から横浜に越してきて、ゴキブリを見つけて大喜びしたそうです。北海道では見たことがなかったそうで、これは珍しい昆虫だってんで標本箱にわんさか詰め込んで意気揚々と提出したら、先生に思いっきりひっぱたかれたそうで…今でもいないのかな…。オジさんがご幼少の可愛い頃は東京にもたくさんの昆虫がいました。トンボなんか綺麗でした。真っ黒いヒラヒラ飛んでるお歯黒トンボとか、でっかいオニヤンマとかギンヤンマ、アカネ、シオカラ、ムギワラ、イトトンボ…池にはトンボの幼虫のヤゴもいっぱいいて、水面に出ている水草につかまって脱皮して羽乾かして飛んでって…普通の光景でした。日本はトンボの種類が一番多いって聞いたことがあります。ムカシトンボっていう、古代のままの生きた化石トンボもいます。お菓子なんかの空き箱にトンボ、チョウチョ、セミ、カミキリムシ、タマムシ、カブトムシ、クワガタ…何でもかんでも綺麗なのをつっこんで…研究的にはトンボばっかりの方がいいんでしょうが、子供はいろんなのが欲しいです。そもそも、学習の為に採集なんかしていませんし…。

 セミの抜け殻をウツセミと言います。空蝉と書きます。抜け殻見っけて、ウツセミあった〜なんて言いません。俳句の世界ですかね。これカラッカラですから、こんな風にピンナップすると素敵なオブジェです。女の子は絶対にやりませんよ。うちのお孫さんも虫なんて大っ嫌いです。