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雑記

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2015年3月1日 カービング

その103

 

ツツジ

 

 木を削るのが好きなオジさんは、こんなの削っています。コウノトリ、ペンギン、イタチ、うしろのヘラはマスタードをすくうのに作ったもので、使い込んでいますから随分といい色になっています。全部ツツジの枝です。

 カービングって、カモとかサーモンなんてのを思い浮かべますが、ああいった趣味はありませんので、こんな小さな簡単なの削っています。カービングなんて大層なものではありませんが、だれにでもすぐ出来ます。ツツジの枝っていいですよ。削りやすく木肌もきれいでツヤもあって、枝自体に曲がりやねじれの模様がありますから、枝分かれなど利用して削っていますと自然にナンカ形が出来てきます。道具はナイフ一本です。昔々に手に入れたスウェーデン製のカービングナイフで、凹んだところをゴリゴリやっても刃こぼれしません。とても使いやすいナイフです。で、ツツジの枝をどこで手に入れるかといいますと、道路っぺたの植え込みに枯れたツツジがありますよ。これ、そのまま置いとくといいますと捨てられてしまいますから、剪定ばさみを持って行って良さそな所をチョッキンてやります。ツツジだって捨てられるよりこの方がずっと幸せです。よその家のツツジを切っているわけではありませんが、なるべく見っからないようにそっとやります。

 のんびりと、ビール片手に木なんぞ削っておりますと、もうすぐ春です。やっぱり、暖ったかいのがいいですよ。