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雑記

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2019年4月1日 卒業式

その201

 
卒業式  

 ウチのお孫さん、小学校を卒業しました。早生まれなので、1歳になってすぐに保育園。両親が美容院やっておりますから、忙しい土曜日はジイさんの出番です。毎週毎週せっせとお孫さんのお迎えで、バアさんの待っている我が家へ連れて帰ります。小学校に行っても学童のお迎え。高学年になっても塾への送り迎え。とうとう12歳になって、みんな卒業してしまいました。土曜日は遊びに行ってあげるよ…なんて言ってますが…。

 卒業式、巣立って行く6年生、送ってくれる5年生、卒業生の両親、オジさんオバさん、ジイさんバアさん、来賓の偉いさん、先生方…講堂はいっぱいです。たくさん歌を歌ってくれました。最初に君が代斉唱、ジイさんも歌いましたが…あとは一つも聞いたことありません。息子の嫁さんに聞くと、どうやら全部定番の歌だということですが…。仰げば尊しだの蛍の光だのは古代の遺物と化していました。お陰で泣かなくてすみましたが、ちょっと涙こらえて聞きたかったな〜。あと気づいたのは、カメラのシャッター音がほとんどしないことです。ジイさんは望遠でバシャバシャやっておりましたが、見渡すとみんなスマホをかざして動画を撮っています。先日、息子からスマホの写真を送ってもらいましたが、ヘタなカメラより鮮明ですよ。ジイさんスマホを持っておりません。式を終えて、子供達は卒業証書と小さな花束を手に校庭へ。ちょっと、涙の子もいます。青空の、桜が少し開いた暖かい日でした。

 11年も続いた土曜日の行事、少し寂しいです。やっぱ、仰げば尊し聞きたかったな〜、ちょっと泣きたかった…。家に帰って、小さい頃からのアルバムを見つめるジイさんなのでありました。