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雑記

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2016年8月16日 線香花火

その138

 

線香花火

 

 一度は輸入物に押されて絶滅した国産の線香花火。また復活してきて人気ですよ。

 線香花火は関西で始まったもので、わらや竹ヒゴの先に火薬を付け、手で持たずに線香のように香炉や火鉢の灰に立てて遊んだんだそうで、それで線香花火と言うんだそうです。江戸にも広まってきたんですが、当時わらが手に入りにくく、和紙の先に火薬を包んでこよりにした形ができたようです。 オジさんは線香花火って言いますと和紙のこより状のものだと思っておりましたが、竹ヒゴの先に火薬が付いているのは電気花火って言ってたような…。アマゾンで日本製の線香花火を3種類買ってみましたが、電気花火とは違いました。これも線香花火なんですね。こっちを「すぼ手」、和紙のこよりを「長手」と言うんだそうで、今でも西日本の人は「すぼ手」をイメージするようなんですが…そうなのかな?国産の花火が廃れて輸入物になって、子供の花火セットの線香花火はとても地味というか情けないというか…。ほんとは火を付けますとまず火の玉になって、これが牡丹、次にバチバチと火花が散って松葉、少しずつ優しくなって柳、最後に小さな散り菊…。これが正統の線香花火ですが、牡丹、柳即落下…。これでは情緒も何もあったものではありません。

 夏休みには孫がお泊りにきます。いつも花火セットをやるんですが、今年は和製線香花火大会です。静かで綺麗な夕べでした。