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雑記

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2013年11月16日 スタン・ゲッツ

その72

 

First Song

 

 これ吹けたら死んでもいい…なんて曲いくつかあります。アートペッパーの The Prisoner とか Our Song なんてのがそうです。でも、これはオジさんが死んでもできません。

 スタン・ゲッツ(1927~1991)テナーサックス奏者。この秋の発表会で First Song という曲を吹く仲間がいます。で、You Tube 調べますと、スタンゲッツの死の3ヶ月前にライブ録音されたという音源に出会いました。きれいなサブトーンとビブラートのスローバラードで素晴らしいのです。もうこれ吹けたら思い残す事ありませんよ。自分の吹きたいジャズの全てがここにありました。テーマ曲の20小節だけでも感動してしまいます。テナーで吹いているんですが、高音部の演奏なので、オジさんのソプラノの中音部と同じです。吹けたらいいなと思う曲はいつもいつもテナーやアルトで、音域が合わなくてイメージした音になリません。この曲はイメージした音域で吹けます。それと、オジさんはサックスはヘタクソなんでありますが、サブトーンとビブラートは得意です。サブトーンというのはハスキーな唄声で、そこにビブラートが掛かるといいますと八代亜紀の舟歌になるんでありますよ。楽譜も手に入ったので、演歌にならないようスタンゲッツそのままに毎日練習しています。テーマ部分はなんとかなって、今年の2月に手に入れた Band In A Box でバックバンドを作り吹いてみたんですが、なかなかリズムに乗れません。何回も何回も聞きながら譜面に赤を入れていきます…ん?1小節合わない…。自分の感情を入れるといいますと演歌になってしまいますから、ジャズになるようとにかく完璧にマネします。それからアドリブの練習です。これはまだ後になりますが、テーマのメロディーに添っているのでイメージしやすく、もしかしたら少しは出来そうな気がします。

 こんな事、どっかで言ったように思いますが、今度は毎日吹いていても新しい発見があり、新鮮な気持ちは変わりませんので続きそうです…たぶんホントです。